映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ノーラ・エフロン監督「めぐり逢えたら」180本目

1993年作品。

原題「Sleepless in Seattle」は、ラジオ番組のペンネーム「シアトルの不眠症の男」って意味なんですね。邦題の方が印象が薄いな〜と思ってたけど、最後まで見たら納得できました。

出会ってすぐ恋に落ちる、というストーリーはよくあるけど、ここまで引っ張るのはなかなかない。相手のことを調べて、自分のことも知ってもらって、それでも本当に合う相手かどうか不安だけど、君出なければと言ってほしい。という女性の心理をよく描いていて、女性が憧れるロマンチック・ストーリーに仕上がっていると思います。

一方の男性側からすれば、実はひとめぼれ。という場面がありますが、男性側の恋する理由はきっとこっちが多いと思うので、説得力を増しています。

感想としては、なかなか面白かったです。シンプルだけど心温まる、デートにぜひ!と言える映画です。以上!