映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ピーター・ボグダノヴィッチ「ペーパー・ムーン」477本目

白黒なので驚いた。そんなに古い映画だっけ?と思ったら、1970年代にあえて白黒で作られた映画だったんですね。

とにかくテータム・オニールがいい。生意気でふてぶてしくて、ちっちゃくて賢い。
堂々と煙草もふかすし、正々堂々と大人をだます。
この可愛さは自然で、彼女は実際チャーミングで賢いアメリカの女の子に成長したのでした。
ライアン・オニールのいい加減なパパっぷりもとてもいいし、彼の明るさや調子のよさが実にぴったりです。
じわーっと暖かくなって、なつかしく思い出せそうな映画です。
血のつながりというより、一緒に暮らすこと、一緒に修羅場をくぐり抜けることが、こういう特別な関係を作っていくんだよな。うん。

インチキ=段ボールのお月様、でも本物よりそっちの方がいいんだ!