映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

渡辺謙作 監督「はい、泳げません」3700本目

今年の4月から水泳教室に通い始めて、7カ月たったところ。いちおう背泳ぎとクロールはできたはずなのに、息継ぎのしかたを忘れてまるで泳げなくなってた。「はい、泳げ・・・ません(涙)」それでも先生方の教え方がうまくて、この7カ月でずいぶん泳げるようになりました。水泳は、筋力がなくてもできて、やってるうちに引き締まってくるのがいいですね・・・。

綾瀬はるかはアスリートや剣客の役が決まりますね。なんて清潔で健康的な、イルカみたいな水着姿でしょう。長谷川博己もぴったり。麻生久美子に無理に関西弁を話させる必要もなかった気がするけど彼女もいいし、阿部純子もいい。映像のセンスがちょっと変わってるというか凝ってるのもいい。ただ、コメディを期待した人には重かったようだし、本当にトラウマにさいなまれている人にしては健全すぎて(一生水辺から離れて暮らす人だっているだろう)、なかなかぴったりくる観客がいない映画になってしまったかもしれない。

キャスティングや映像、構成など、とても出来のいい作品で、見方によっては完成度が高いんじゃないかなぁ。なんとなくいいなと思う画面もたくさんあったし。

それはそうと、私は今ゴーグルのゴムのアレルギーが判明して、水泳に行くと顔が腫れ上がるという悲しい状態になっている。ゴムのないゴーグルを買ったらもう大丈夫!と思ってたのに、水から上がったらまた顔が痛い。プールの塩素が強すぎたりするのかな・・・。これで水泳に行けなくなったらすごく悲しいわ。