(ネタバレかもしれない、ご注意ください)
最近、ペドロ・アルモドバル監督の初期の作品をやっと(ほぼ)コンプリートして、改めてアントニオ・バンデラスの変遷を確かめたくなってきました。バンデラスの出世作といえばこの「デスペラード」。昔見た覚えがあるけど、改めて見直してみます。
バンデラス、素敵ですね・・・。美しい野獣といった感じ。アルモドバル作品の中の、繊細さを感じさせる色白の若者とまるで違う役作りです。だってこれはロバート・ロドリゲス作品。私この監督も好きなんですよね・・・。タランティーノと組んで「グランドハウス」とかやってた、おバカバイオレンスの巨匠ですから。(※極言注意!)
「デスペラード」の印象をいうと、”男どもがみんな激アツなのに、元締めがなんか弱そうで、実際とうとう対決という場面であっさりやられてしまった”で、改めて見てみてもそこは同じ。ストーリーもありきたりだし、中国やインドの特撮映画並みに人間の身体能力を超越した部分もあるけど、なんか面白いんですよね。面白さって、マジックだ。マジックをかもしだせるのが監督の才能なんだと思う。
かなり無理・無茶があるのになんか面白いバイオレンス映画・・・という連想からか、「仁義なき戦い」思い出してしまった。ジャンルとしては同じというべきかもしれません。。。