2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
「地獄に堕ちた勇者ども」(ルキノ・ヴィスコンティ)を見た流れでこれもレンタル。 ダムドって70年代のロンドン・パンクバンドの一つなので、当時のドキュメンタリーかと思ったら、じじぃになってもまだやってる彼らの貫禄たっぷりな姿と、「ダムド?よく知…
<ネタバレあり> 「ざくろの色」や「不思議惑星キンザザ」を見て以来、グルジア→ジョージアという国が気になって仕方ありません。この映画は予告編が奇天烈すぎて(何回埋めても出てくる遺体)、期待で胸がいっぱいです。 ジョージアの素朴で生活感のある風…
辛い映画だったなぁ。かわいそう、かわいそう、と口から出そうになるのを抑えながら見ました。難民の貧困や苦難は日本でも大きな問題だけど、貧富の差の開きが問題になっているレバノンの、これが実態だとしたら本当に切ないです。貧富の「貧」がこの映画の…
<ネタバレちょっとあるかも> 見終わってから英語のタイトルを見たら、複数形だったのでちょっと驚いた。奥に秘密を秘めた瞳は一人のじゃなくて複数の人たちのだった。25年前に妻を破壊されて失ったモラレスも、25年間の事件を追いつつずっと一人の人を愛し…
2004年にアカデミー最優秀作品賞を受賞した作品。なるほどなぁ。バラク・オバマが大統領になる2009年に向けて、アメリカが強めていった正しい人種問題の意識をこの時期のアカデミー賞に反映した感じがします。いまだ明確な解決は見られないけど、国じゅうの…
やけに好きなルイス・ブニュエルの作品を、また見られて嬉しい。舞台はスペインなのにフランス映画。 なんか色々おふざけが多いな。彼の作品にはカトリックの問題点に触れるものも多いけど、この映画ではおちょくってますね。この前に作られた「ブルジョワジ…
原題は単に「人生最良の日々」なんですね、知らない人はいない「男と女」の第三編。ジャンルイ・トランティニャンを「愛、アムール」で知った私としては、「うっわ老けたな!」ということもなく、美老人のように装ったらどんな感じだろうとずっと思ってまし…
マキノ雅弘監督作品をほとんど見てないのは、やくざ映画が多いからかな…。 この映画が作られたのは1954年。時代劇全盛期じゃないですか?この頃の日本映画って、みんなすごく早口で口八丁手八丁の人たちが人気者で、こんなに回転が速いのに世の中には理不尽…