映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

矢崎充彦監督「Go!」356本目

同じ年に公開された別の「Go」って映画と間違えられただろうな、さんざん。
私はテレビで見ました。

主人公の高校生は、失敗ばっかりしてるピザーラのバイト。歩行者にバイクをひっかけて、その人の1眼レフのレンズを割ってしまう。この被害者がとってもすてきな大人の女性で、少年は引きつけられます。引っ越してしまったその女性にピザを届けるたびに、彼は東京から一路、長崎を目指して旅立ちます。

「30分以内にお届けします」の逆。配達車乗ってて、あ〜このままどっか遠く行きてぇと思って、という思いつきのような映画。役者さんたちは素人のようで、身近な男友達の誰かが自分のやってみた冒険の話をしてるのを、みんなで飲みながら聞いてるような気分。
まあそれでもいいんだけど。

NHKでこれほどピザーラのロゴが映りまくるのが、なによりすごかったです。