映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2020-04-25から1日間の記事一覧

ジョン・カーペンター監督「ゼイリブ」2512本目

安っぽい作りだけど、エンタメ度高いですね。ブロンドの大仁田厚みたいな主人公は、地に足の着いた肉体派。ひょんなことから手に入れてしまったのは、宇宙人を見分けるメガネ。300円くらい払うと映画館でもらえる3Dメガネ みたいな作りだけど、3Dメガネも…

オムニバス「21世紀の女の子」2511本目

Eテレのつなぎ番組みたいな、ちょっとこじゃれててちょっと気の利いた8分以内の短編が14本。女性監督と女優たち、女ばっかり+男たち。 順番は「ミューズ」(村上淳、石橋静河)「Mirror」(瀧内公美、朝倉あき)「out of fashion」(モトーラ瀬里奈)「回転…

リー・クローニン 監督「ホール・イン・ザ・グラウンド」2510本目

アイルランド映画だそうです。緯度が高いので冬のアイルランドは多分こんなふうに陰鬱。それが美しくもあるけど、不思議なゴシックホラーのような雰囲気です。 この映画は、大きな穴がメインで穴の周囲や中で物語がどんどん進んでいくのかと思ったら、母と子…

ドーリス・デリエ 「命みじかし、恋せよ乙女」2509本目

すごく、いろんなところが未熟な青臭い感じだなぁ。主役のゴロ・オイラーの演技が硬いし、構成もぶっつなげた感じだし。でもなにか独特の美的感覚があるんだろうな。 入月絢というこの女の子は、ドイツ語がしゃべれるからキャスティングされたのかな。樹木希…