映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

パトリス・ルコント監督「仕立て屋の恋」1655本目

92分の「秋のソナタ」のあとに、もっと短い「仕立て屋の恋」を見てみる。
髪結いの亭主」も日本の大人向けの小説みたいに域でロマンチックなタイトルと内容だったけど、これもそうかな、と期待する。期待しつつも、仕立て屋の恋といえば朝ドラ「カーネーション」ってのがあったな、などと思いだすけど、仕立ててる場面はあまりなく、仕立て屋の中で恋が生まれるわけでもなかった。
「髪結い」に続く(こっちが先)中年男の純愛・悲恋シリーズという感じで、ロマンチックさ、切なさは「髪結い」の方が強かったなぁ。こっちはクライム・ロマンスという感じだから。
でもパトリス・ルコントのロマンチストぶりはとても好きです。

一生に一度でいいから、誰かにこんな風に愛されてみたいもんだ・・・。