映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジャン=ピエール・ダルデンヌ 監督「少年と自転車」2376本目

<ネタバレ>

「ある子供」の続編的な位置づけとされてれるんですかね、この映画。

少年が守ってくれる人を得て、はっと目が覚めたように大人びた挨拶ができるようになったり、攻撃されても立ち上がって前へ進めるようになっていくのが、とても救われます。続編というよりアンサー編、と捉えたいんだけど、単純すぎ?

うちには捨て猫だった猫が一匹いて、それなりに満足そうに暮らしてるんだけど、独身の私でも困っている子ども一人くらいは救えたんじゃないろうか?とときどき思います。

 同じ町内で誰かが困ってないか調べて、困っている人がいたら、私みたいな暇で愛情を持て余してる人間が何かしらサポートする、仕組みとかないのかな…。

少年と自転車(字幕版)

少年と自転車(字幕版)

  • 発売日: 2015/04/01
  • メディア: Prime Video