2018年版を見たら、こっちも見直さなければね!思い起こせば、公開当時私は「サスペリア」と「シャイニング」の違いもわからなかったなーとしみじみ。
思ってたより2018年版に近いところもありますね。もともと、イタリア映画だけどダンス学校はドイツにある設定だったんだ。一番の違いは主人公のキャラ。ジェシカ・ハーパー明るくて屈託のカケラもない。忖度とかしない竹を割ったような性格。(2018版も最初はクロエ・グレース・モリッツが主役の予定だったんですって?その方がダコタ・ジョンソンよりキャラが近い気がします)それと、映画の作りがちょっと雑ですね。前説の語りから入るなんて無声映画みたいだし、場面切り替えがちょっと唐突。美術は派手でいいけど、どこもかしこも赤すぎる!ゴブリンの音楽も変でうるさ目(笑)。めった刺ししすぎ。うじむし、多すぎ。イタリア映画面白い!(←喜んでる)
アリダ・ヴァリをはじめとするイタリアの俳優がたくさん出演していて、イタリアなまりの英語で会話しているドイツのダンス学校…というぎこちない設定は、意外とマイナスにはなっていなくて、この映画は「HOUSEハウス」が名作だという程度には名作だと思います。怖くないしすごく面白くもないし、いろいろ雑なんだけど、それでも何ともいえない独特の魅力がある。映画って不思議だなぁ。点数が高い映画ほど好きってわけじゃないから、映画の世界って面白いんですよね。