映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

エマニュエル・ローラン監督「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」2732本目

トリュフォーもゴダールも、評価できるほど多く見てない。この映画は、この二人の作品、影響を受けた先人たちの作品のクリップがたくさん入っていてすごく参考になるんだけど、一生懸命見てもこの二人の関係性や「ヌーヴェルヴァーグって何」とかが、あまり頭に入ってきませんでした。まだ私には見るのが早かったのかな…。アントワーヌ・ドワネルシリーズを数本見て、ジャン・ピエール・レオが二人の板挟みになったというのはどういうことなのか知りたくて見てみたのですが。

なんで伝わってこないかというと多分、”二人の父親”が仲たがいして以降の、彼らがお互いをどう思っていたかを語る場面が、収録されていないからじゃないかな?面と向かってあいつは嫌いだとかなかなか言わないだろうから、映像がないのかもしれないけど。

やっぱり、誰かがつなぎあわせた映像じゃなくて、監督については彼らの作品を順を追って見ていくのが一番なんだろうな…。