映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2020-11-15から1日間の記事一覧

ダニス・タノヴィッチ 監督「汚れたミルク あるセールスマンの告発」2734本目

「セプテンバー11」でボスニア・ヘルツェゴビナ代表で短編の監督を務めた人の作品だた。私は某英語学習教材の中でネスレの粉ミルクの問題に触れているのを見たことがあって、レンタルしてみました。 清潔な水がなければ使えない粉ミルクを、汚い水しか入手で…

荒井良平 監督「怪猫有馬御殿」2733本目

映画史の中で語られる「化け猫女優、入江たか子」について、一本くらいは見ておこうという趣旨でレンタル。でも本当は、戌年生まれで猫嫌いの父が、母に内緒でこっそり「小さい頃に見た化け猫映画が怖かった」と話してくれたことが忘れられなかったこともあ…

エマニュエル・ローラン監督「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」2732本目

トリュフォーもゴダールも、評価できるほど多く見てない。この映画は、この二人の作品、影響を受けた先人たちの作品のクリップがたくさん入っていてすごく参考になるんだけど、一生懸命見てもこの二人の関係性や「ヌーヴェルヴァーグって何」とかが、あまり…

アーロン・ソーキン監督「シカゴ7裁判」2731本目

これは10年以上計画し、制作し、配給の段階で初めてNetflixの手に渡った映画。配給権5600万ドルって60億円近いです。興行収入は10万ドル、わずか1000万円か。つまりほぼ100%配信印税で利益が出せる自信があったわけだ。いったい何人がNetflixで見ればいいん…