映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

スティーヴン・E・デ・スーザ 監督「ストリート・ファイター」3259本目

ラウル・ジュリアが悪の総督役。頬がこけてて眼光鋭く、遺作としての彼の意気込みの凄みを感じます。(それだけが理由で見てる)…「鷹の爪団」の総統のキャラクターに酷似している。まさか、彼がモデルだったとは…?

まぁ映画自体は、ゲームもやらないし、ラウル・ジュリアが見たくて流したのですが、ゲームってこの頃はまだストーリー性が薄くて、チュンリー(頭にお団子2つのチャイナ・ドレスの女子。私でも知ってる)とかケンとかのキャラクターがひたすら戦うだけだったんじゃなかったっけ?最後「You win」とか「You lose」とか言うの。それを映画にするには、相当の新規創作が行われたのだと思います。

しかし…いろいろ無茶苦茶だし極悪のやられ役だけど、あっぱれな悪党っぷり。これが遺作になって、ある意味ラウル・ジュリア本望だったんじゃないかな…。

役に立たなくなった、彼の顔の入ったお札、一枚私も欲しかったなぁ…。

 

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