映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

大根仁監督「モテキ」258本目

2011年作品。

カラオケ映画・・・。
普段バラエティ番組を見ないし、CMも見ないからか、こういう展開にすなおに入っていけないな〜、自虐的になることもあるし、心の中で気まずくてずっと独り言言ってることもあるけど、なんか・・・そもそもこの主人公嫌いかも。「モテキ」っていうカタカナのタイトルをつけるセンスもなんか違う。・・・でも、自分に向き合えるようになって、心のうるさい声が聞こえなくなってきたら、好きな人にもまっすぐ向き合えるようなって、やっと自分の人生を生き始めた・・・みたいな。

この映画に出てくる女の子たちは、常にモテキというか、本人さえ望めば誰でもいつでも男が群がってくるんだけど、藤本は今だけがなぜかモテキ、なんですね。

シングルマザーのホステスの母の役で、一瞬出てくるのがりりィ。やけに雰囲気あるなぁ誰だろうと思ったら。なんかすごく白っぽくて天女みたいだった。また見たいなぁ。

彼氏がいようがいまいが奪うように抱きしめる、という青い青い恋愛、若いっていいですね、苦しいですね。・・・と、なにやら自分が年とったなぁと感じてしまう映画でした。