映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アン・リー監督「イフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」1514本目

せっかくなのでパイデイ(π=3.14)に見ようと思ったのに、2日遅れてしまった。

この映画は、公開の半年後くらいにオンデマンドや機内で何回も見るチャンスがあったんだけど、なんとなく惹かれずに見ないまま4年も経ってしまいました。先日見た同じ監督の「ブロークバック・マウンテン」が良かったので、改めて見てみたら、とても面白かった。CGをこういうファンタジー(なのか?)に使うのはとても賢いと思います。どれくらい本物のトラなの??と思ったら、大部分がCGなんですね。

インド映画みたいな不思議なひょうひょうとした面白さ、味わいの作品だと思うけど、大ヒットして専門家にも高く評価されたんだな。虚実ごちゃ混ぜだし、大人が子どもに見せたがるような(たとえば擬人化されたトラとパイが親友になってハッピーエンド、みたいな)嘘くささがなくて、「不思議な夢をみたよ」という感じで純粋に味わえます。アン・リー監督って本当にどういう人なんだろう。この映画の中の日本人は、日本人から見れば全く日本人っぽくないけど、外国人が見たらこれでOKかなと思う。それと同じようにこの映画の中のインド人もちょっと違うのかもしれないけど、おそらく許容範囲に違いない。

ますますいろんな風にCGが効果的に使われるといいな。