<ネタバレあり>
大インディアサーカスなんて、似たようなものが本当にあるなら是非見てみたいですね。歌と踊りと魔法がいっぱいの、一世一代のエンターテイメントに違いありません。
インド映画の中でも、力が入ったエンタメ作品はストーリーに伏線がたくさん合って集中が必要。トリックはいつも、他愛ないものだし、CGは派手すぎて嘘っぽいけど、半額割引の店でさらにオマケがもらえたくらいの、サービス精神の祭りが嬉しく感じられます。
インターミッションを挟んでおよそ3時間、前半はあえてのシカゴロケ。この映画もメインターゲットはインドの観客だろうから、ちょっとこういう世界有数の大都会を挟むことで、緊張感と高揚感が得られるのかなと思います。
双子ネタなんて、もう大昔に廃れたと思ってたけど、インドの映画はたいがい主人公の一生を描いた大作ばかりなので、この映画の場合は途中から重層的になっていく効果が得られています。インド人も、うわっと驚いて、ジーンときて、ちょっとほろっとすることが好きなんだなぁ。。。