ちょっとミステリアスな、女性視線のロマンティック・サスペンス、って感じでしょうか。神経質なクロエも、知的で優しいポールも、とても魅力的だけど、「ローズマリーの赤ちゃん」というほど謎は深くなく、オカルトにも超常現象にも流れていきません。結局、彼女の精神のなかで全てが起こって完結していたってことなのかな。
決してつまらない映画ではなかったけど、映画の新作ニュースを見て、ポスターのビジュアルに惹かれて見た映画って、最近割と予想と違うことが多い。新しいものって気になってしまうけど、どちらかというと昔の映画のほうが、既存レビューや評点から予想できるものが多いので、しばらくまた古いもの中心に見ていこうかなぁ。