高橋一生と蒼井優はスパイの夫婦を先に見てしまったけど、なんとなくこういう設定もありえなくもない。絵画教室に通っていたときに来たヌードのデッサンモデルさんはきれいだけど不思議な存在だった。友達が乳がんになったときに、人工乳房やパッド入り下着の話をしたこともあるし、女性がこういう映画を作るのはなんとなくわかる気がする。
ストーリーはまったくもって想像どおりだったので、感想の書きようがないくらいなんだけど、「高橋一生が妻・蒼井優のドールを作る話」というだけで見ようと思わせてくれたので、それだけで良かったのかも。
妻は乳がんになって片方を夫が作った人工乳房にしてみるとか、ぎりぎりまで生や性に執着するとか、せっかく下ネタがテーマなんだからもっと人間の根幹的な、どろっとして怖いような部分も見せてほしかった…全然違うものになってしまうから、そんなこと言うなら自分でそういう映画でも作れよって感じですね。。。それにしても「空気人形」よりもアッサリして乾いた作品でした。