映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジャック・ドゥミ監督「ローラ」3018本目

アヌーク・エーメの若かりし姿。彼女が「男と女」で見せる「んふ」っていう笑いが素敵だったのですが、この作品ではちょっぴり若すぎるかな。日本のタレントのローラに似てるかも、目鼻立ちが大きくて話すと子供っぽい感じが。この作品ではむしろ、少女セシルを演じてるアニー・デュペルーがすごく可愛いくて、フランスの女の子ってオシャレで素敵~と思ったけど、この子これ以外に映画には出なかったのね。

ジャック・ドゥミといえば「シェルブール」と「ロシュフォール」じゃないですか。日本の女子全員がため息をつく憧れの世界ですね。好きになった人と結ばれたり、ふられたり、どの恋も甘酸っぱく少し心を満たしてくれる。

それにしても逆光の室内の映像が多い。自然な光を生かしたいのかな。ロマンチックな作品だったけど、「シェルブール」と「ロシュフォール」の色彩を思い出すと、やっぱり「カラー前夜」って印象だったかも。

ローラ (字幕版)

ローラ (字幕版)

  • ジャック・アルダン
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