映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

青山真治監督「空に住む」3020本目

多部未華子が両親を急に亡くしたかわいい編集者で、岩田剛典が人気急上昇中のイケメン俳優で、二人とも「誰もが憧れるタワーマンション」に住んでて、エレベーターで出会ってなんとなく付き合い始める…韓流ドラマか?最近は日本のドラマでここまでベタな設定はないだろう。

原作者はEXILEとかの歌詞を書いているLDH所属の作家なんだ。制作会社もLDH傘下。岩田剛典を出して動員して、主題歌を売るという企画映画だった。

困ったな、どう見ればキネ旬ベストテンだなぁと実感できるんだろう。これ映画館に見に行ったら腹立っただろうな(短気なもので、すみません)インタビューの質問項目がまた、つまらない。

多部と岩田はいつも端正で二枚目すぎるので、中盤から多少、二人のくせのある面を出してくれて、それだけは良かったかな。

エンディングになんとかSoul Brothersの歌が流れるのが一番ツラかったなぁ。 

空に住む

空に住む

  • 多部未華子
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