U-NEXTの「この映画を見た人へのオススメ」で出た。この斬新な難しいのかバカなのかわからないタイトル。なぜか「死霊の盆踊り」を思い出して「快楽の漸進的盆踊り」と連想してしまうけど、どんな問題作なんでしょう、アラン・ロブ・グリエ先生。
アニセー・アルヴィナってちょっと口元がとろんとしてて、アン・ハサウェイみたい?うら若きユペールせんぱいは最初からハダカで死体なんだけど、 胸の形がお椀を移植したみたいだ…。それと、先輩の特徴である「への字口」ではない。口元はまっすぐなので、それでぱっと見、彼女だとわかりにくい。この作品と「天国の門」の間の彼女に何が起こったんだろうな。
変な映画だけど美しい。とてもきれいな女の子たちが、うっとりした表情で、自分たちが見た不思議な夢を再現するような。
この作品では男性の印象がとても薄い。美少女たちにどいつもこいつも欲情してるんだけど、主役は女性のほうなのだ。彼女たちは生まれつき美しくて、男たちが欲情しようがどうしようが、自分たちの感情のおもむくままに行動しているのが、なんとなく見てて気持ちいい。
最後まで見たら、「漸進的横滑り」はデジャヴみたいな意味だったのかな、と思いました。