デス・プルーフなんて、面白いことを考えたもんだ。なんとなく、子どもの発想って気がする。そこがいい。
カート・ラッセルが鬼畜なテストドライバー、素敵なギャルをナンパしては地獄へ送る。ゆがんだ欲望の現れだ。。。しかし最後にナンパしたギャルたちは世界最強だった。タランティーノの、ゾーイ・ベル愛というかリスペクトの極致が見られます。
この映画もまた、リベンジによるすっきり感Maxで、多分日々のストレスが強い人ほどこの映画で喜ぶはず。(以前見たときほどではない私は、だいぶのんびりと暮らしてるようだ)
全体としてみると、監督の、愛すべき女性たちへのリスペクト、虐げられてきたことに対するリベンジ・ムービーなのかなと感じる。で思った。彼と長年コラボしてきた大物プロデューサーが、女性たちを最低なやり方ではずかしめてきたと知ったとき、監督は彼と手を切った。でも、その思いはまだ完全には発散されていないんじゃないか。そのうち、女優たちが変態プロデューサーに見事なリベンジを遂げる作品を作ってくれないかな。だって彼は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」や「イングロリアス・バスターズ」で憎むべき敵を倒すアナザー・ストーリーを作ってきた人だから。
ちょっと仕事が詰まってきたけど、次の作品も見ていきます。