2018-01-01から1年間の記事一覧
1993年のアメリカ映画。このくらい昔の、アカデミー賞やカンヌで目立った賞を取ってない映画って、当時かなりヒットしたものでも、今ちょうど見る人が少なくなってると思う。こういう映画をテレビでやってくれると、思いもよらない出会いがあってありがたい…
続編。もともと続き物のドラマのような作品なので、「二番煎じ」というより「第二話」です。ダコタ・ジョンソンって、若い頃のシャーロット・ゲンズブール みたいに頼りなげで、喋り方も幼い感じで適役なんだろうな。「グレイズ・アナトミー」のエレン・ポン…
原作のマンガが連載されてたのは1993-4年だそうだ。単行本を読んだときはとっくに社会人だったはずだけど、少年少女のような気持ちで読んだ記憶がある。怖いマンガだなと思った。二階堂ふみの出る映画は、彼女の存在感が球体みたいに強くて無傷すぎて、「怖…
2年前にも見たのに、なんで忘れてたんだろう?まっさらな気持ちでもう一度・・・ なんともリアルなマフィア物語。主役のレイ・リオッタは、普通っぽくも見えるけど肝の太い若い男、という役どころを見事に演じていますね。なんとなくホアキン・フェニックス…
「ブラック・スワン」の監督にジェニファー・ローレンスとハビエル・バルデムって面白そうに決まってるじゃないですか。なんで日本で公開されないんだろう?サイコ・スリラーで若い妻が妊娠するって、「ローズマリーの赤ちゃん」を思い出せばいいのかな。 な…
全編白黒なのかな。と思ったらトマトが赤かったり。だんだん色づいてくる。 石井岳龍という監督が石井聰亙のことだと初めて知った!なんで、いつ、改名したの?(字を間違えられるから、等とWikipediaとかに書いてあった) 冒頭の新宿西口っぽい、こなれてち…
複雑! 私はこういう難しい筋の映画は、一度映画館で見ただけでは把握できないので、DVDで繰り返し見ないとダメだ。今回はAmazon Primeの高画質でなんども見られて良かった。 「ベイビー・ドライバー」でマフィアの黒幕を演じた、あの貫禄のケヴィン・スペイ…
1982年のアメリカ映画。南極の雪原を犬が走り回る冒頭の映像はキレイで、昔の映画って感じはありません。なんでかというと多分、これAmazon Primeで見たんですが、画質がHDで、DVDよりだいぶ解像度が高いのです。昔の映画ってBlu-rayで出直してるものが少な…
なんでこの映画を先に見てから行かなかったのか・・・。南アフリカなんてもう一生、二度と行くことないのに。見てたらマンデラが投獄されてたロベン島にも絶対行ったのに。 ビコといえば、ピーター・ガブリエルの「ビコ」って曲が流れてたのは1980年あたりか…
1964年のアメリカ映画。パリからドイツへの線路の上が舞台で、登場するのはフランス人とドイツ人だけど。フランス人俳優は、ジャンヌ・モローが出てますが少数。 蒸気機関車と白黒映画って合うね。バート・ランカスターの顔がいつも煤で真っ黒で、なんかいい…
140分があっという間。インド映画ってほんとに、飽きさせない。 でもさ!この映画ってすごくストレートにスポ根ものだね!あまりに真っ直ぐすぎて驚きました。ディズニーのお金が入ってるからなの?女の子は男の子より不利、でも強くなれば1番になれる、意…
あー、こういう、アメリカの地方のふつーに生きる人たちの映画ってみんな好き。残念ながら、彼らは日本人のことなんか興味ないと思うけど・・・ 原題は「... And All The Marbles」。試合前のアナウンスで、我らがカリフォルニア・ドールズと宿敵トレド・タ…
イントロダクションを見た後、本編の「オーバーチュア」だけで4分近い!その間ずっと赤い舞台幕を見ながら心踊る音楽が流れて、あー映画って素敵な夢見たいな娯楽だなぁ、と昔の若者になったように胸がワクワクしてきます。ワクワクしたいときのために、これ…
ジェニファー・ローレンス20歳、すでにこの腹の座りよう。生まれ変われたら、こういう頑丈で人を守れる女性になりたい・・・。 この映画については「ヒルビリー」と言われるアメリカ山間部の貧しい人々の暮らしや、一族意識のことなどが饒舌に語られています…
フランスでメイドとして働くスペイン人って、実際にたくさんいるのかな。1960年代にはいたのかな。「屋根裏部屋」っていう秘密めいた魅惑の場所に暮らすエキゾチックな女性たちの生活。アパルトマンの「屋根裏」というのはちゃんと貸し出されているのに水道…
2006年の作品。Wikiを見なかったら、きっと監督はアイルランド人だと思っただろうな。イングランドに対抗するアイルランドの人たちを描いていて、結構イングランド軍が悪者だから。でも実は監督はイングランド出身。特定のどこかに肩入れするのでなく、人間…
冒頭の老婦人に見え覚えがあります。「道」でジェルソミーナを演じたジュリエッタ・マシーナです。このあふれ出る知性、常に何か考えている瞳、抑えても出てくる鋭い言葉。やっぱりこの人は若い頃から頭の弱い演技は無理だと思う。(「道」でそれでもみんな…
この映画の評判を当時聞いた覚えもあるんだけど、不思議と見ないまま来ていました。 どれだけ悪趣味かということは、すでに見た人の感想とかでだいたいわかってたし、映画の中でもちゃんと時間をかけて語られるので、お化け屋敷の作り物みたいな気持ちで冷静…
ブルース・ブラザーズとサボテン・ブラザーズのジョン・ランディス監督だし、あまり多く映画に出ないまま早逝したジョン・べルーシの若いころの作品ということで、ずっと見たかったんだけど、まぁドタバタなおバカ映画さんでした。 ひとつひとつのエピソード…
1961年作品だけど、なかなか鮮やかなカラー作品。原題は「Voyage to the bottom of the sea」海底への旅、と邦題とは全然違います。 タイトルのフォントがおどろおどろしいのと対照的に、冒頭に流れるテーマはフランク・シナトラかよってくらいメロウでロマ…
想像してたより、はるかに、低予算というか低技術というか、すごいです!「カメラを止めるな!」の方がハイテク。だってキラートマトの映画なのに、トマトが人を殺す場面が一度もちゃんと描かれないんだもん。映画同好会の学生でも、例えばトマトの着ぐるみ…
ラブリーに始まり、夢みたいな美しい風景が続きます。 なにこのおもちゃの家。美術が素晴らしいですね。さすが美大出身の監督。 日本とフランスでしか作られないタイプの作品。、つまり美観至上でストーリーは夢というファンタジー。 割と好きだけど、他の映…
1995年といえば今から23年も前だから、古くさい感じの街角にクラシックな兄妹が歩いてきてもいいのかと思ったけど、違和感を感じた人も多かったらしい。確かに、その時代はむしろバブルで、こんな枯れすすきな昭和ではなかったはずでした。 兄、妹、小さい写…
ああっ、可愛い。しょっぱなからピンクの壁の前に可愛い少年と少女、名前がムーニーとスクーティですよ。なんというチャーミングな世界。駆けていくこの子たちのバックに「Celebration」。スマホだけで撮ったという前作「タンジェリン」より洗練された映像。…
1928年の作品。ということは昭和3年か。サーカスの曲芸やコスチュームって意外と変わってなくて(シルク・ド・ソレイユとかは別だけど)、あんまり古い感じがしません。 冒頭の曲はとても優しいし、セリフが聞こえてこないことで物足りなさはあまり感じませ…
この監督の映画を2本見たので、想像がつくぞ。これもきっと、割とイヤな映画に違いない。ポランスキーほどではないけど、最後に救いとかないに違いない。 冒頭で、冗談みたいに大きな星条旗の前で演説をぶつのが、この映画の主役のパットン少将です。軍人!…
2013年のフランス映画。 口をき毛ない坊ちゃんのポールと、めちゃくちゃフリーダムなアコーディオン弾きであったその父アッティラを違和感なく演じ分けているギョーム・グイの演技力、すごいなぁ。まるでシド・ヴィシャスとウィンストン・チャーチルを演じた…
またウディ・アレン借りてしまった。ヘンタイだし、ファンだなんて絶対思わないけど、彼の映画は実に面白い。(園子温に対するのと同じような愛憎の複雑な感情) 毎回、今度は誰がアレン風の饒舌さを演じるのかと思いながら見ると、ショーン・ペンが演じるギ…
「赤い風船」より4年前の作品。色がテーマだけど、こっちは白黒。白黒映画で「赤」は表現できないけど、白ならありなんだよなぁ。 優しげな、サラブレッドではない馬たちが主役だけど、なんだか西部劇のような感じもします。「赤い風船」のような牧歌的な感…
1956年のフランス映画。 浅田美代子がアイドル歌手として1973年にデビューしたときの歌のタイトルが「赤い風船」だったんだけど(うちにシングルがあった)、これはやっぱりこの映画がベースにあるんだろうか。。 パスカルくんが学校に入る前に預けたはずの…