映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

園子温監督「自転車吐息」252本目

1990年作品。

マチュアフィルムな感じです。VHSで借りたこともあり、聴きとりづらい。ストーリーはるようなないような、伝えたいことがあるようなないような、ちょっとまだ「自殺サークル」で爆発するまで間がある、導火線をちょろちょろ火が走っていた頃の作品という印象です。私がなにかの審査員としてこの映画を見たとしても、まだこの監督の才能は見抜けなかったかもしれません。

この映画の「方子」と、「日本春歌考」の「金田幸子(吉田日出子)」が同一人物に見える。