映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジル・シュプレッヒャー 監督「パーフェクト・プラン」3517本目

犯罪ものの映画みたいだけど、悪のわらしべ長者?みたいに、お金の一部を預かったり渡したり、バーでつい女にひっかかったあとで同僚に見られてしまったり・・・。悪の連鎖がどんどん高まっていく感じ、「ラルジャン」みたいで怖いですね。

主人公が、強欲だけどどこの会社にでもいるような営業マンで、なまじ頭が切れるから自分が全容をコントロールしていると考えているところが、また危険。

わりとどきどきしながら楽しんだけど、最後の最後の種明かしのところが、「コンフィデンスマンJPシリーズ」と同じで、あれはもしかしてこの作品をベースにしたんだろうかと思ったり。(どんでん返しに次ぐどんでん返しは、この映画にはないけど)