映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

中村義洋監督「アヒルと鴨のコインロッカー」300本目

面白かったけど、なんかみんな死んじゃうし、伝えたいことがあるようなないような、つかみどころのない映画でした。
このあとフィッシュストーリーとかゴールデンスランバーとかに結実していく何かを見た気はします。

伊坂幸太郎の世界は、世の中にあるどうしようもない悪は、ケーサツも誰も退治してくれないので、命がけで俺たちが戦う!っていう世界なんだな。

一人一人を見ればケーサツにも立派な人がいるはずなのに、どうしてこうなっちゃうんだろうね…。