映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

白石和彌 監督「ロストパラダイス・イン・トーキョー」1814本目

2009年の映画、「彼女がその名を知らない鳥たち」の白石監督の。
地下アイドルとか「デリヘル」というと、後ろ暗くてジメッとした感じがするけど、内田慈がどこかカラッとしてるのが救いです。

ウダタカキって、なんだか”妖精の男”みたいな不思議さがあって、見入っちゃいますね。小林且弥は電話営業とか普通にやっていそうで。私はこういう、「ぱっとしない人たち」の映画が好きだな。
ぱっとしない人たちが3人集まって、夢で胸をいっぱいにして、野原でキラキラ輝いた瞬間があった。
なんか人間ってそれでいい気がする。

ロストパラダイス・イン・トーキョー [DVD]

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