映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ラッセ・ハルストレム 監督「サイダーハウス・ルール」935本目

「マダム・マロリーと魔法のスパイス」ではあまり共感できなかったけど、この映画には入りこめました。
孤児院というところをほとんど知らないし、ましてや外国、ましてや無声映画の時代、ということで、遠い国のおとぎ話のように見られたからかな。
誰も安易に幸せにならないところも好きです。シニカルな意味ではなくて、大変だけど前を向いていこうねという切なさがいいと思います。(アーヴィング的)