映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アラン・ロブ=グリエ監督「ヨーロッパ横断特急」2573本目

家の有線インターネットを解約してWi-fi一本に絞ったのはいいけど、テレビがネットにつながらない日が多くて、なかなかAmazonプライムで映画が見られない。今日はなぜかつながってるので、切れるまでは見てみようと思います。

これはなんか怪しい映画ばっかり撮ってるアラン・ロブ=グリエ監督で主演があのジャン・ルイ・トランテイニャン。

…しかしコメントしづらい映画だなぁ。映画ごっこ?列車に乗った映画制作陣がこの映画についてあーだこーだと言いたいことを言っている。「マルコビッチの穴」みたいにトランティニャンは実名の俳優。彼は「運び屋」トライアル中。だけどしくじる。敵と味方を間違えて情報を渡してしまい、ブツも抜かれる。おまけに新聞広告にひっかかって「緊縛ショー」を見に行って捕まってしまう。素人っぽいなぁ。なんとなく、この映画、普通に作っても名作にはならなかったんじゃないか?メタメタな構造が物珍しいけど、それって「世界初の3D映画」とかと同じで、歴史的な価値が評価される作品なんだろうか。うーむ、私にはあまりよくわからないのでした…。

ヨーロッパ横断特急

ヨーロッパ横断特急

  • メディア: Prime Video