映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジム・ジャームッシュ監督「デッドマン」3053本目

これまだ見てなかった。ジョニー・デップはキャラが濃いというか存在感が強いから、モノクロの地味さが感じられない。服装のせいもあるけど、まるでウェスタンに見えない。

ディキンソン社長はロバート・ミッチャムなんだけど、年を取って精悍というより本当に企業の会長とかに見えるようになってる。最初「見たことあるけど誰だっけ」って思ってしまった。

そしてウエスタンなのにイギー・ポップがやっぱり出てて可笑しい。

オープニングクレジットの音楽がニール・ヤングっぽいなと思ってたら本当にそうだった。ウェスタン映画に完璧にハマるカナダ人。

無為に人が死ぬところが、ウエスタンはみんなそうだけど、タランティーノ映画とか思い出しますね。 

ノーバディという名の民族混血の先住民が、俺はどっちつかずだと言ってたのに最後は先住民の集落にある、祭祀を行いそうなものものしい建物に入っていけたのはどういう理屈だったんだろう。彼もまた、ウソつきで泥棒だったのかな~

デッドマン(字幕版)

デッドマン(字幕版)

  • ジョニー・デップ
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