映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

園子温 監督?「BAD FILMS」1193本目

1995年頃に、園子温がやっていた「東京ガガガ」っていう人達が作った、映画のようなもの。という感じでしょうか。
監督自身も、「かくれゲイ」の一人として出演してます。
素人と思われる日本人と中国人と白人と黒人(大雑把ですみません、映画のなかでもこの程度の分類しかしていないので)が大勢入り乱れて、昨今のヘイトスピーチみたいなのを大声で直接(楽しそうに)がなりあう映画。こういうことも、酒飲んで思う存分言い合ったらわりと面白いかもしれない。
「自分のなかにある差別意識に気づいて愕然とする」ことって、正直あるけど、多分それ自体気に病んでも仕方がない。その対象となった人も多分、私に対して何かの偏見や差別意識を持っているかもしれない。問題は多分、それと自分がどうつきあっていくかだな。

レズビアンのマギーとカナのカップルが可愛かった。

電話ボックスを破壊したり、新宿駅前の道路のど真ん中で撮影したり、いろいろとおまわりさんが怒りそうなことをいっぱいやってるので、すぐには上映できなかったのか。(ほとぼりが冷めりゃいいというものでもない)