映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

松居大悟監督「バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら」 3595本目

田口トモロヲも松重豊も、主役の作品がいくつかあるはずだけど、いつから(というより誰が)彼らをバイプレイヤーズと呼ぶようになるんだろうなぁ?なんか、好きな俳優さんばっかり出てるし、脚本はいつも面白いふじきみつ彦さんだけど、期待していいんだろうか。

誰にでも、人に見られたい、認識されてできれば肯定されたい、という願望があって、「バイプレイヤーズ」というのは、矢面に立ってスターに伴う”有名税”を払わずに済む一方で変身願望も承認願望も満たせるという、実は理想的な職業ではないか?

なんとなく演技が若干カタくて、本人たちの日常とは思えないけど、パラレルワールドとして楽しめました。だって絶対誰も傷つかなくて笑って終われるに決まってるから、こういう映画は・・・。