いい映画だった。
どんなに世の中がひどくても、仲間たちと奏でる音楽は素晴らしい。でも明日から何をして食べていこう…。
これが日本では「フラガール」なわけですね。(時代違うけど)
映画の中のせりふに「おれたちがこんなに苦しんでるのに、ブラッディ・サッチャーは生きている!」とあったサッチャー女史も亡くなりました。この映画が公開された1997年からもう16年。
その後の仕事のことも考えずに25万人をクビにするってのは、その国の将来を本当によく考えているとは思えないし、その後の石油偏重時代も終わり、いまや英国の豊かな石炭資源を、最新技術で有効活用しようって時代が来てたりするのかもしれません。
実話をベースにしてるらしいですが、炭坑で働く個人個人だけでなく、こんな映画を作って国中に配給することができる人たちが、国の政治に影響することができない、というのが英国(であり、日本)なのかな。国民性も似てるかもしれないけど、大統領制の国とは違うってことなのかな。
モデルとなった楽団は、なんたら燃料というような名前の団体の援助で今も存続しているらしいです。嬉しいけどちょっと複雑ですね。