映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ミシェル・ゴンドリー監督「ムード・インディゴ うたかたの日々」767本目

難しいなぁ。困った。
ゴンドリー監督大好きなんだけど、きょとんとしてるうちに終わってしまった。
ミュージックビデオだけじゃなく、「エターナルサンシャイン」もすごく好きなのに。
この映画に入り込める人は、文字バージョンの「うたかたの日々」をよく知ってて、イメージを求めるところまでいってる人だけなんじゃないだろうか。

あまりに難しいのでググりながら見てたら、だんだん原作者に興味が出てきました。
原作を読んでからもう一度見てみたい。

アメリ」は好きだけど、オドレイ・トトゥの演じる子どもっぽいキャラクターが、日本で暮らす者の目から見ると十分大人に見えて違和感がある。きゃりーぱみゅぱみゅとか見慣れてるから?

いちいち見たものに意味づけをしようとするのってとても退屈なことだけど、この映画は放蕩息子ボリス・ヴィアンが、人生なんてジョークだよと言うために作った、思いつきの世界だ…と思えば、もう少し気楽に楽しめるだろうか。うーん、でもやっぱりこの映画はゴンドリーより増田セバスチャンに監督してほしかった。と思う。

コリンが最初に着てるガウンがブータンの「ゴ」に似てた。