映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

クリント・イーストウッド 監督「スペース・カウボーイ」1696本目

2000年って、けっこう昔の作品だねぇ。
大昔の宇宙飛行士たちが、古いロシアの通信衛星を修理するために宇宙に飛び立つ、というファンタジーSF?です。これは楽しい。さすがのイーストウッド監督です。ありえない状況を、なんとなくなるほどと思わせてしまいます。古い様式で今はもうわかる人がNASAにいない。

4人組の面々は、イーストウッドの他にトミー・リー・ジョーンズドナルド・サザーランドジェームズ・ガーナー。いずれも手練れ、かつ、個性的。人は年をとるとこれほど自由になれるもんなのかな。そうだとしたら年をとるのっていい。

厳しい社会問題を扱ったもっとシリアスな映画に比べると、気軽に楽しめる一本でした。