映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

セシル・B・デミル監督「地上最大のショウ」494本目

サーカス映画って、テントを見ただけで切なくなってしまいます。(「天井桟敷の人々」しかり。この2作ほぼ同時代ですね)…しかし…ガチャガチャうるさい映画だなぁ。サーカスそのものは素晴らしいけど。なんか…あんまり面白くない。今から60年前のサーカスはこんな感じだったんですね。今の流行は「シルク・ド・ソレイユ」方面なので、懐かしくも珍しい。

ハリボテのディズニー大行進…最初のディズニーランドの開園はこの映画の3年後の1955年。西部パレード、メキシコパレード、中国ふうの踊り等が盛り込まれてる感じは、そのままディズニーランドに引き継がれた気がします。

主演はまたチャールトン・ヘストン。ベンハーで見たばかり。
(何度見てもこの人は「猿の惑星」のイメージが強すぎて、類人猿を想像してしまう)

道化役はメイクした顔だけ見てもわからないけど、声でジェームス・スチュワートとわかります。いろんな役やってたんだな〜。(この人もし大統領選に出てたら当確だった気がする)これって彼でなければならなかったんだろうか。
「名人セバスチャン」を演じるコーネル・ワイルドって赤木圭一郎っぽい。外国人なまりのある俳優さんって昔はいっぱいいたんだなぁ。(それにしてもこの人、その後大きな映画に出てないな〜)