やっぱり、うまいというしかないなぁ。
ウディ・アレンってヤバい人だけど、人間の中のズレたり壊れたりした部分の”おかしみ”を、これほどユーモラスかつシリアスに表現できる監督って、後にも先にもいないと思う。
チャップリンの映画にも、彼本人を映した役柄を二枚目に描いてしまうような偏りがあったけど、ウディ・アレンの映画の登場人物たちは、完璧にフラットに描かれる。このところの映画では必ず、一番ズレの大きい人間が”報い”を受けるみたいだけど、ちっとも悪党だとは感じられない。
ホアキン・フェニックスって幅広いですね。「まあまあ普通の人」を演じるときの彼を軸に、堅物にもなればマニアックにも化ける。どれを演じても、なんとなく本当にいそうに見える。
エマ・ストーン演じる主人公の女の子が着てるシンプルな刺繍の服がどれもすごく可愛い!
で、今日も彼らは隙間なく膨大なセリフを喋り続ける。(cf昔の日本の映画、または「シン・ゴジラ」
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