映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-12-15から1日間の記事一覧

ボブ・ロバートソン監督「荒野の用心棒」605本目

冒頭から笑ってしまいました。 最近「ジャンゴ」とか「ワイルド・ワイルド・ウェスト」とか、インチキ西部劇ばっかり見てるから、パロディに見えてしまう。(これもマカロニ・ウェスタンだからニセモノともいえる)外の人間だからこそ、ここまで大げさに描ける…

アンジェイ・ワイダ監督「カティンの森」604本目

この監督ってほんとに硬派だなぁ。 甘さはないけど、厳しい状況のなかで戦う人たちの熱さはすごく伝わる。この映画、見るほうも辛いけど、肉親をこの事件で失った人が監督をするのってどれほど苦しいだろう。この国の人たちがこの映画を作ったことの痛みと苦…

バリー・ソネンフェルド監督「ワイルド・ワイルド・ウエスト」603本目

ワイルド、ワイルドというくらいで、とにかく荒唐無稽な映画を作ろうとしたんだろうな。 黒人が西部劇のヒーローだったら? めちゃくちゃすごいマシンがたくさん出てきたら? 舞踏会みたいなドレスを着たグラマー美女が殺戮しまくったら?その志はいいなと思…