2015-01-01から1年間の記事一覧
前に見たのはいつだっけ。3、4年前? なぜか感想を書いてなかったので、改めて書きます。 こんなに面白い、怖い映画があるかしら?と、そのときも思いました。女優たちの美しいこと、可愛いこと。 宮城まり子、岸田今日子、岸恵子、中村玉緒、山本富士子・…
こう来たか・・・・。 エロ超大作でも、泥沼を這いつくばるような怪作でもなく、きれいな”大人のためのファンタジー”でもなく。 新宿壊滅状態。 カメちゃんが、こんなにチャチい作りなのに、なんか可愛い。 ガメラ!そして、最後にカ〜ラ〜ジオ〜から〜〜ス…
玉砕。 まあまあ面白い映画なんだけど、特に科学的でもなく、かといってインチキ科学ふうの楽しさもなく、人間を深く掘り下げるのでもなく、なんとなく感じのいい人たちが一生懸命生き延びようとする。誰も人を陥れようとしないし、誰も不幸のどん底にも落ち…
いいお話だね。 ヒロがちょっとオタクでちょっとひねくれた、普通の少年なのがいい。別にカッコよくもない。 いい大人とわるい大人が、そう簡単に割り切れないのもいい。 ベイマックスが微妙に融通が利かないのも。 子供に見せるなら、せめてこのくらい、考…
若い頃、たとえば20歳前後で、自分が本当にやりたいことがわかってる人っているよね。グザヴィエ・ドランって人も、そういう人だ。才能や実行力もだけど、そこが何よりうらやましい。抑圧された欲望があるからるからやりたいことが研ぎ澄まされてくるんだ…
トルコ映画ってのは、こんなに老成してるのか。「サイの季節」もイランとトルコの映画らしいし、映画業界の成熟を感じますね。 これは家族のあいだのつながりや、人間の強さと弱さと・・・言葉で言うことと心の中にあること、をキリキリと深く踏み込んで描い…
詩人と運転手の現在の姿が、どっちがどっちかわからなくなっちゃって、がんばって見たけどちょっと混乱した。 しかしストーリーはわかった。 革命・・・がすべての原因で、それだけなのかな。これは才能と愛のあふれるカップルに横恋慕した男の執念の物語だ…
1959年作品。 コントラストの強い白黒映像。泥池に足を取られて、仲間が撃たれて、民間人を撃ち抜いて、もう辛いとか苦しいとかではなくて、生きるか死ぬかしかない。でももう生きていても死んでいてもどうでもいい。たいがいの人が、追い詰められてそういう…
よかった。 Rotten Tomatoではボロカスだったらしいけど、私の琴線には触れる。 まさかこの、原題のかけらも残ってない邦題は「永遠の0」にちなんだものではないと思いたいけど、優しげな特攻服の天使/死神の意味は、なかなかアメリカ人には理解できないも…
すごく面白い! 人間と同じ大きさの、難民化したエイリアン。感染してエイリアン化する普通の男。 肌の色の違う人間のギャング。天才科学者のエイリアン少年。そんなSFマンガみたいな世界観を、ドキュメンタリーとして撮る!という設定。これ、いい発想だぜ…
青年マンガ誌の、とばして読むマンガ、という感じで、苦手分野なのですが、タイトルにちょっと惹かれて見てしまいました。 あんまり暴力的じゃなくて、単純に面白いのですが、やっぱり苦手だなぁ、このエネルギー過剰な感じ。でも文太さん、石橋正次、等々好…
ナオミ・ワッツやっぱり最高。 美人の役をやれば美人に、不美人の役をやれば普通に見える。 死にかけている役をやれば死にかけるし、元気な役をやれば元気だ。 ユアン・マグレガーも大好きだけど、彼は何をやってもユアン・マグレガーだ。 この映画は中休み…
いやー面白かった。 スケベで変なもの吸ったりしてるけど、テッドはやっぱりモッフモフで可愛い。マーク・ウォールバーグは貫禄のボケっぷり、ミラ・クニスは衝撃的な美しさ。見とれました。 予告編の見すぎか、そうとう下品だなーと思ってたけど、それほど…
面白かった。単純にハラハラドキドキ。 ボーイングの航空ミュージアムで、エアフォース・ワンつまり大統領専用機の本物を見て「うわ〜」と喜んだことがありますが、そこが舞台というだけじゃなくて、大統領ご本人が敵と対峙するお話だったのね。軍隊のある国…
2007年といっても、もう8年も前かぁ。 ”小泉改革”という言葉の古さが、日本の政権の短さ、移り変わりの激しさを表しています。「精神」が強烈だったので、この映画も楽しみにしてました。完全ドキュメンタリーということなので、まっさらな頭でリアルタイム…
2010年作品。 ウディ・アレンってここ何年も、同じような映画をいろんなロケーション、いろんな俳優さんで撮り続けてるけど、不思議とどれも面白い・・・。 大好きなナオミ・ワッツが、この映画ではイケてるけど微妙に男心を読みきれない、惜しい女というい…
この映画好き。 SFサスペンス・ロマンス、というようなジャンルだけど、音楽のセンスがとてもいい。テンポが快適。 マット・デイモンはいつものとおりだけど、熱くてこなれてていい。 エミリー・ブラントが綺麗で柔らかくて素敵。ダンスも素晴らしい。 SFの…
懐かしいような気持ちになる、ハートウォーミングな映画。 アポロ11号の月面着陸のことは、NASAがウソの映像を流したんじゃないかという都市伝説がまことしやかに語られていますが、この映画ではオーストラリアの受信施設でその音声や映像を受信した人た…
1960年作品。 ジョン・ウェインが出ているコメディだなぁ、くらいに流して見ていたんだけど、途中で、象が出現する場面の定番テーマ曲「子象の行進」が流れて、はっ!この曲はこの映画のために作られたんだ!と気付きました。それだけでも、見てよかった。2…
1960年の作品。 「銀残し」っていうんですか? 空の色が「にび色」みたいで、晴れているはずなのに真っ暗だったり、病室の壁の色が闇に溶けていきそうだったりして、登場人物(特に、若くて鼻っ柱の強い岸恵子!)は元気なのに、なにか暗い思い出のような色…
予告編や前評判から、わかりやすい映画を想像してたんだけど、すごくわかりにくかった。 人間関係も、事実関係も、ストーリー展開も。空気感も、ほっこりしていいのか悪いのかもわかりにくかった。 困ったなぁ、という感じです。
1974年作品。 実に面白かった。 300分もあるけど実態は50分ドラマ6回分。出演者はわずかな部分を除いて夫婦二人だけ。 初々しい(といっても結婚10年目だけど)おしどり夫婦に破綻が生じて、その後さまざまな軋轢や苦悩や逃避の年月を経て再び・・・と…
1985年の作品。 健さん映画で、彼がヤクザくずれというクラシックな設定なんだけど・・・ なにしろ田中裕子が最高にキレイでびっくりしました。 いわゆる西洋風の美人じゃないけど、肌や髪がきれいでほっそりとして、まるで少女みたいです。林静一の絵みたい…
おや、子供たちがなんだか大きくなってる。 もしや、「6才のボクが、大人になるまで」と同じ手法?こちらのほうが期間は短いけど、公開は先ですね。 この映画での年月には、パパが服役している期間っていう意味がある。ただ切り取った時間ではなくて。「ひ…
3部作の3本目。 最初に見た「愛」が意外とシンプルだったので迷ったけど、やっぱり3本全部見てよかった。人間を3面から見てやっと立体に見えてくる、というような意味で。 あえてシンプルに撮るのね、この監督はきっと。ドキュメンタリー的に。 タイトル…
1976年の作品。 その頃のテレビの刑事ドラマみたい!いや、昔の怪獣映画? テーマが重いから、「復讐するは我にあり」みたいなシリアスタッチの映画を予想してたら、軽快な音楽。そもそも高倉健の相手が中野良子というだけで、テレビ感がかなり強いですね。…
1958年、昭和33年の作品。 暴れん坊の無法松を三船敏郎、軍人の未亡人を高峰秀子。この二人が本当にはまり役。 三船敏郎ってこういう、エネルギーもてあましてる熱い男を演じさせれば、これほどぴったりな人はいないですね。無法松の純情に、最後は涙して…
1976年作品。 初めて見るけど、驚くほどヒッピーでウッドストックな作品。 男は長髪に髭面、女はカーリーヘア。 当時こどもだった私は、テーマ曲のヒットしか知らなかったし、映画を見ても多分「ナニコレ?」としか思えなかっただろうな。そういう大人の世界…
あ〜〜、ウルサイ。音楽がずっと大きく鳴りっぱなし。 演技のテンションも、上がりっぱなし。 画面のひとつひとつは熱くて締まっててうっとりするほどだけど、もう演出が過剰で過剰で・・・。 なんか龍馬伝っぽいと思ったら、龍馬伝の監督がNHKを辞めて撮っ…
原題は「The Beguiled」。「騙された者」って意味かな? 騙されたのは誰なのか。 それにしても、「白い肌の異常な夜」ってB級怪奇映画かポルノみたいな邦題だなぁ。 白くない肌の人も出てくるし、「白い肌」で女性を表すのは、今だったらないと思います。ス…