映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジガ・ヴェルトフ集団 監督「イタリアにおける闘争」3171本目

名義が違うけどゴダールが監督なんですって。パロディか何かのように、シリアスな顔をした学生風の女性が、新聞や雑誌の共産主義に関する文章を次々に読み上げる。「くたばれ観念論!」なんてセリフもあるけど、この映画が観念論そのもののような…。

で、映画としては、とても退屈で面白くないものになってしまいました。もっと退屈で、理屈に飢えてたら興味深く見られるんだろうか。そんな状態の自分を想像しづらいけど。