2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
そもそも「鏡は横にひび割れて」がどうして「クリスタル殺人事件」になったんだろう? これは原作も読んで、映画も昔見てるはずだけど、「クリスティの犯人はだいたいわかるわ」とか言ったのに、犯人を忘れてた!(そのていどだ、私は) <以下ネタに触れる…
この作品は3年前に、DVD化されてすぐ見たんだけど、Amazonプライムに出てたのでまた見てみました。3時間48分。 アルフォンソ・キュアロン「ROMA」が光でこっちが陰、と対比したくなりますね。両方コントラストの強い白黒で昔のルイス・ブニュエル監督作品み…
「マンク」を見たらこれも見たくなるでしょう。 まさかあんなに室内は暗くないだろうと思ってたら、記憶の数倍、暗かった。誰が誰だかわからない暗さ。まさに「マンク」ではそれを再現してたんですね。(しなくていいのに、見づらいから)これほど暗い画面は…
だいぶ前に見ようと思ってそのままになっていた作品。そうやっているうちに10年も経ってしまったのか。 「さよならくちびる」とか「BECK」とか、近いジャンルの作品ってちょくちょく見てるけど、そうかこの頃はバンド女子は宮崎あおいのイメージだったのか。…
悪いぬいぐるみの「TED」みたいな完全コメディかと思ってたら、DCのけっこう本気のヒーローものでした。里子たちの家に来た男の子が突然の啓示を受けてスーパーヒーローになるとか、何の変哲もない少年が選ばれるという設定が今どきっぽいけど、ヒーローと悪…
ルネ・クレール監督の作品は、「自由を我等に」、自分のなかでジェラール・フィリップがブームだったときに「悪魔の美しさ」を見たのと、最近はアガサ・クリスティのブーム(これも自分だけ)で「そして誰もいなくなった」を見たので、これで4本目。どれもこ…
恒例のタイトルチェックですが、邦題は見事に原題「The Counterfeit Traitor」の直訳。「裏切者」でもいいけど「偽の裏切者」より「売国奴」のほうがキツくてインパクトあります。 ジョージ・シートン監督の作品は、脚本を書いた「マルクス一番乗り」しか見…
平均評点が低いけど、これは名作だから見るというより、ぐんぐん進みつつある地球温暖化の未来図が語られるときに参照される頻度があまりに高いので、教養として見とくべきだよな、ということで借りました。(コロナの昨今にみんなで「コンテイジョン」を見…
知らない人だけど借りてみた。「パンク」って聞くとへたくそでうるさい音楽のアレ?って思いますよね。(注:私は元パンクスと人前で言っているくらいパンクを愛している)英語圏の「パンク」は不良、ゴロツキ、みたいな意味で使われることも多い気がします…
邦題は「地獄の英雄」、原題はKINENOTEでは「The Big Carnival」となっているけど映画では「Ace in the Hole」となっています。特ダネのために事故の解決を遅らせる不良記者の話だから、英雄でもカーニバルでもなく、ポーカーの切り札が穴の中に閉じ込められ…
久々のフィンチャー監督作品。 あえての白黒だろうけど、「市民ケーン」と同じ光量で撮るべき映画じゃないだろう。人物が遠めで画面暗めなので、誰が誰だかわかりません…とくに室内の女性たち。 時系列がバラバラ(こまごまと年号が表示されるけれど)だし、…
レンタルは始まってないけどNetflixにはでてました。 アイデアが良くて、設定を聞いただけでニヤリ、クスリ、と笑ってしまいます。日本でもどこの国でもありそうな話。監督してるのがリチャード・ジュエルでイヤミな記者をやってたオリヴィア・ワイルドって…
イランの巨匠、アッバス・キアロスタミ監督の割と新しい2010年の作品。 原題は「Certified copy」、一部しか作らない重要文書とかをコピーして「Certified copy」の印を押すと、原本と同じというお墨付きが付いた複製物のことです。贋作というのは本物である…
映画スタジオでの撮影風景から始まる冒頭は、「出演 ブリジット・バルドー」といったテロップをわざわざ読み上げる声も入ります。なんじゃこりゃ。メタ構成? ブリジット・バルドーはスッポンポンできれいで、赤ちゃんみたいに可愛い。(男性から見たらエロチ…
昔シアトルで、この町に来たからにはニルヴァーナ買わなきゃと思って行ったCDショップで、店員の小僧に「Ah? Nirvana? That's classic!」って笑われて違うCDを勧められたのが忘れられません。確か両方とも買ったけど、英語ではレジェンドとか言わないでクラ…
アニメにはこれくらい荒唐無稽な作品がある。このような映像世界は実写では絶対に作れない。これから見るDVDを見繕っていたときになんとなく選んだ「夜は短し恋せよ乙女」の独特な作りが面白くて、これもその流れで。 ピノキオみたいにクジラに食われてしま…
苦手かも、と思ってるのに気づいたらまた借りてた。この人の映画は全部、中心になる人の顔色が白い。死人と生きてる人を描き分けようとしたと思ったこともあったけど、いつもそうなんだな。 短いコントみたいな場面がどんどん変わっていき、前の場面と関連が…
この映画たしかに見た記憶があるのに、感想書いてません。いつどうやって見たんだろう?TSUTAYAのレンタル履歴にもない…。まさか劇場に行ったのかな。これがおそらく初めて見たインド映画だと思うので、いきなり166分に劇場で挑戦するほど私に勇気があったと…
Netflixオリジナルだけど、これはKINENOTEに載ってるのね。日本でも受賞できるようにかしら…。 スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーの夫婦。お互いの長所を順番に上げていく冒頭で、二人の人となりが語られるけど、それは実は離婚の準備のために弁…
LGBTのほかに今はアセクシュアルとかさらに増えてきているみたいですが、この映画で扱っているのは「どの性の人が好きか」ではなく、あくまでも、体と心の性別が不一致で、それを一致させようとした人たちのドキュメンタリー。 ハリウッド映画が長年、いかに…