映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ノーマン・フォスター監督「Mr. Moto's Gamble」838本目

これも1938年作品。
今度は、いきなりモト氏が犯罪学教授となってレクチャーをしています!
それがまた、いかにもありそう。学生のヤジにも冷静で、常にぴりっとスパイスの効いた切り返し。
いやー、モト氏すごいわ。

そのクラスに紛れ込んでるスリの青年を懲らしめたりしつつ(これ伏線)、舞台はボクシング競技の行われている会場へ。誰もが普通に賭けをしているなかで、選手の一人が謎の死を遂げます。

今回はさらにストーリーが複雑になり、構成も凝っています。見応えあるなぁ〜。
勝負、ロマンス、親子の愛情、損得、などいろいろなものがからみあって、わずか70分でしっかり見せます。
このシリーズほんとに面白いです。ピーター・ローレのMr.Motoシリーズは全8本なので、あと3本。早く見たいけど、見てしまうと終わってしまう…。