映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

リチャード・スタンリー監督「カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇」3150本目

ちょっと昔の作品かと思ってたけど、まさかの2019年製作。CGバリバリではあるけど、1995年くらいにはもう実現してた感じのエフェクトだしなぁ。(だいいち、ニコラス・ケイジってところが1990年代っぽいし、なぜか全然老けてない)

その妻を演じるジョエリー・リチャードソンだけ見てると「ミッドサマー」とかの新しいオカルトホラーかなと思ってしまうのはなぜだろう?娘を演じてるマデリン・アーサーも見覚えがある。

(以下ネタバレあります)

娘がなにかを召喚~隕石墜落~なんか憑依して家族が別の生物になる~家庭壊れる。スペースものではなく、エイリアンとかに近いんだけど、ひとつの家族の中だけで起こる事件なので、なんとなく狭いまま終わってしまう。宇宙から来たものは「色」というより「光」だと感じられてしまう。人間が見たこともない色、新鮮な色彩、を演出するのは難しいと思う、人の目の可視領域は狭いから。

ニコラス・ケイジを応援したい気持ちでいっぱいだけど、やっぱりちょっとアレな映画だったな…。

アルパカ乳しぼってた!!