映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

松本人志監督「大日本人」42

別にファンというわけでもないし、「ダウンタウンガキの使いやあらへんで!」はどっちかというと好きじゃないんだけど、NHKBSで松本人志スペシャルをやるというので、なんとなく見てました。そしたら彼が落語好きで、中でも桂枝雀がベストっていうところに共感してしまって、あまり興味もなかった「大日本人」もついでに見てしまいました。

感想:笑った。
音楽とか作りとかがまぎれもなく映画型なんだけど、「大きなコント」のような感じで、これはとりあえず見て笑えばいい作品なのだと思います。テレビゲーム(最近は日本でもビデオゲームって呼ぶんですか)のようでもありますね…作品全体を一つの、ゲームでいうところの”世界観”がひとつ貫いているからでしょうか。
個人的にツボにはまったところは「大佐藤」の表札、一九分けの怪獣、胸の「加ト吉」の広告、とか。この人のセンス、実は私とぴったりなのかしら?

北野武作品をひとつも見ないうちにアレですが、せっかくなんで松本人志作品の3本全部見てしまおうかなと思います。以上。