サンフランシスコからの帰りの機内で見た2本目。
禁酒法時代のあるギャングの半生を描いた原作を、ベン・アフレックが脚本・監督・主演した作品。
ギャング映画というほどバイオレントではなく、恋愛中心でもなく、その時代の様々な人々の生き様にマルチフォーカスを当てつつ描いた作品、として面白かったです。
役者としてのベン・アフレックは、この主役に適任なのかな?
警察幹部の父に反発して悪の道に走った若者。ボスの愛人と恋に落ちて、密造酒ビジネスでのし上がり、メスチゾの女性と出会い、復讐に燃える。・・・ベンはどうもスマートで感情を抑えがちで、運命の波に身を任せる情熱、目の輝きや脂ぎった感じがなくて、キレイな感じ。激怒や欲望の衝動を抑えきれない瞬間がないのに、この人生を送ることってあるんだろうか?
わざと汗を飛ばたりして汚く描く必要はないけど、とっても見やすく快く見られる映画だったなぁ。