2022-01-01から1年間の記事一覧
よくD社が差し止めないなぁ。弁護士費用もかけたくないのか・・・。どういう論点になるのか見てみたかったな。 映画の学校の卒業制作みたいなクオリティ。それに「黒いファミリー向けテーマパーク」なら、ティム・バートンとかの高品質な作品がたくさんある…
犯罪ものの映画みたいだけど、悪のわらしべ長者?みたいに、お金の一部を預かったり渡したり、バーでつい女にひっかかったあとで同僚に見られてしまったり・・・。悪の連鎖がどんどん高まっていく感じ、「ラルジャン」みたいで怖いですね。 主人公が、強欲だ…
タイトルとビジュアルだけ見て、アンジェラという人が戦禍で灰になって残された小さい子供がカメラを睨んでる辛い映画かと思ったら、死んだのはアンジェラの子どもたちだった。 アラン・パーカーって「小さな恋のメロディ」~「フェーム」~「ザ・コミットメ…
<結末にふれています> 私の大好きなナオミ・ワッツと「コングレス未来学会議」のロビン・ライトか。監督は女性。彼女がオドレィ・トトゥで撮ったココ・シャネルの映画はピンとこなかったけど、この作品はどうだろう。 ナオミ・ワッツ演じるリルとロビン・…
この作品は、ゴダール本人がイメージ通りの気難しいおっさんとして入院しているのが、メタ的だけどリアルに感じられて、ちょっと見やすい映画かなと思ったんだけど、撃沈。クラシック音楽が大きく鳴り続けていて、きれいな女の子と男の絡み方が全然理解でき…
2002年の作品。エルミタージュって、写実的な名画を集めたクラシックな美術館なんだな。ソビエトになる前の貴族趣味の東ヨーロッパ。私は世界史をちゃんと勉強したことがないし、美術史もあまり知らない。比較的新しい美術作品を見るほうが楽しいほうなので…
<内容に触れています> U-NEXTでもAmazonプライムでも字幕付きで公開中だけどKINENOTEには情報がない。これは紛れもなく”映画”だけど、日本で劇場公開かビデオスルーされないものは載らないんだよな~。VODも混ぜてやってください是非。 ギャラリーで展示中…
追悼ゴダールシリーズの続き。これは楽しい。なぜなら、ただでも可愛いアンナ・カリーナがあまりにも可愛い服を着てスパイごっこをしている感じが、もはやジャック・ドゥミやロジェ・ヴァディム監督作品、あるいはチェコ映画「ひなぎく」のようです。ゴダー…
この邦題、原題の直訳なのでしょうがないけど、第一印象は、なんかあんまり面白くなさそうなタイトルの典型みたいで・・・。原作はヴェンダース監督と何度も組んでるノーベル賞作家ペーター・ハントケなのに。 そして鑑賞前におなじみのレビュアーの方々の感…
邦題のうち「インド」だけ日本語。デヴィッド・リンチが製作総指揮なので超越瞑想のPRっぽいのかなと思ったら、その色は弱めな印象でした。 これより後に作られた「ビートルズとインド」というよく似たタイトルのドキュメンタリーがU-NEXTで配信中で、そっち…
先日見た「ニトラム」を思い出しながら見ます。アイスランドもタスマニア島も、欧米社会のなかでは辺境中の辺境。人種差別や女性差別といった、世界の他の地域でテーマになりがちなものではなく、ムラ社会のなかで孤立していく同じ属性の人々の中の「違い」…
面白かったなー。ロバート・デ・ニーロの腹の座った演技、ジョー・ペシのインチキな軽さ、シャロン・ストーンの壊れた美しさ・・・。3時間近くの長尺を飽きさせずに見せてくれます。 ただ、多分みんな思っただろうけど、なんとなく既視感があって新しい感じ…
面白かった! おバカコメディなんだけど、大変テンポが良くて、笑える以上の充実感があります。さすがのエドガー・ライトなんだけど、なによりサイモン・ペッグがいるだけで可笑しい。それに、名前を知らないイギリスのおじさんおばさん俳優たちの演技のうま…
これはアメリカだけのことじゃないし、黒人だけのことじゃない。世界中に長い歴史があるし、日本でも、移民に対する暴力の歴史は長い。(※語り手に対して、「アメリカの黒人の経験は特殊じゃない」と物申す意図ではありません、他人ごとではない、自分のこと…
追悼ひとりゴダール特集。U-NEXTにある未見の作品を古い順に。 昨日みた「小さな兵隊」は私が苦手な観念的社会的な要素が多めだったけど、映画初出演のアンナ・カリーナを「あーこの美少女に堕ちたのねゴダールは。なるほど」と思いながら見られたのはよかっ…
追悼ゴダール監督。 見た作品もけっこうあるのに、見てない作品が山になってる。多作すぎる。 長い長いフィルムグラフィを見て初めて「中国女」や「東風」といったYMOの有名楽曲のタイトルが彼の作品から来てると気づく。(作詞してたクリス・モスデルの趣味…
どこかでこれこそが史上最低の映画だと聞いて、わくわくしながら見てみました。 感想:まったくその通りだ・・・想像を超える最低さ・・・見なきゃ良かった・・・。豪華すぎるキャストが嬉々として演じるバカどもに、むかっ腹が立ってきます。膨大な命が失わ…
ゲルハルト・リヒターのことは全然知らないんだけど、今初の日本での展覧会が行われていて、明日にでも行ってみようと思ってるというので予習のために見てみます。 感想。映画としてすごく面白い良作でした。主役のトム・シリング、ティモシー・シャラメのよ…
<結末にふれています> 「怒りのキューバ」を見たら、これもモスフィルムの公式動画がYouTubeに載ってたので見てみました。カメラは「キューバ」と同じセルゲイ・ウルセフスキーだけど「キューバ」より7年前、1957年の作品。冒頭からなんだか重苦しいヨーロ…
Twitterでこの作品のハイライトシーンがなぜか何度も流れてくるのを見て、まるで実現不可能にしか見えないそのカメラワークに驚愕したのは私だけではないはず。YouTubeで公式動画が見つかったので見てみました。 キューバは憧れの国。ツアーで見て回れたのは…
もう、日本の配給会社がマジメに宣伝する気がないのが明らかなこの邦題(笑)。「死霊の盆踊り」と双璧を成すといっても過言ではないな。 オーストラリア映画か・・・。「マッドマックス」だの「クロコダイル・ダンディ」だの、思い切るとドッカーン!とやら…
「グリース」の次にこっちも見直してみる。ジョン・トラボルタの髪型が妙につるんと整えてあって「普通の人々」のお母さんみたいだ。「グリース」よりさらに、ベトナム戦争後のエアポケットのように穏やかなアメリカを写してるような街角や人々がなんともじ…
追悼オリビア・ニュートン・ジョン。これは未見でした。 マンガみたいに楽しいオープニング・・・これは当時日米あるいは世界中の若い子たちがウキウキしながら見ただろうなぁ。1978年もその後も、高校生のノリは基本的に変わってないように思える。ジョン・…
<結末にふれています> ゼメキスといえばバック・トゥ・ザ・フューチャーにフォレスト・ガンプ。きっと楽しませてくれるに違いないと思ったら、辛い辛いお話だった。私はいつも人に「1日30時間あるんでしょ?」とか「いつ休むの」とか言われるほうで、何も…
RCサクセションの大昔の名盤と同じタイトルだな。あれも孤独を感じさせる名作だったけど、これもまた全く違う観点で素晴らしい。 どう素晴らしいかというと、トム・フォードの作品って「ノクターナル・アニマルズ」もそうだけど、徹頭徹尾が彼の妄想によるも…
2005年というと今から17年前でダコタ・ファニングがまだこんなに小さい。でもトム・クルーズは「トップ・ガン」(1986年)の20年後で落ち着いた父親役。 家族ドラマのようなはじまりが、突然の巨大ロボットのようなものの出現で、世界はパニックに襲われる。…
<結末にふれています> カナダ映画だし、アンジーが出てるほうの「チェンジリング」がなかなかの秀作だったので、この作品はどうも、マイナー感があります。 1980年作品にしては、あの頃のアメリカ映画のどこか賑やかな風合いがなくて、同じ頃のドイツ映画…
これも「テレビ映画」だからKINENOTEに載らないのか。希代のヒットメーカー、Wall of Soundのフィル・スペクターの映画で、アル・パチーノとヘレン・ミレンが出てるのに。 フィル・スペクター。「レット・イット・ビー」は名盤だけど「ロング・アンド・ワイ…
フリーメイソンは”友愛会”でイルミナティはそれより悪に傾いた信条を持ってるんだっけ、くらいのイメージしかない状態で見ました。・・・どういう団体なのか、いいのか悪いのかよくわからなかったけど、かつて超こまかい階層があって古代文化をとりいれた儀…
U-NEXTに出てたので興味深く見ました。ちょうど「ビートルズ・イン・インド」という別の映画が近々日本で公開されるとのこと。「イン・インド」は2020年、こっちは2021年なのでこっちのほうが新しい。 「超越瞑想」が一気に世界的なブームになったのは、この…